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ドラマ「ロングバケーション」の舞台となった瀬名マン(当時)

 1996年4月~6月の月曜夜9時(いわゆる月9)にフジテレビで放送されたドラマ「ロングバケーション」。木村拓哉と山口智子が主演となったこのロンバケは、第1回の視聴率で30.6%を記録。その後もますます人気が高まり、最終回は36.7%という、とんでもない数字を叩き出した。90年代のテレビドラマといえば、必ず挙げられる名作である。

 Wikipediaには、「このドラマの影響でピアノを習い始める男性が増えるなど『ロンバケ現象』なる社会現象を巻き起こした」とあるが、まさに私もその一人だ。厳密には習い始めたわけではなく、10歳くらいに習うのを止め、以来まったく触れてなかったピアノを再び趣味で弾き始めたのである。ドラマの挿入曲である「Close to you」を弾きたくてたまらなかったからだ。

 人生の転機にもなった、最も好きなドラマで、限定版の4枚組サントラCDも、ドラマDVDも発売日に購入したほど。ドラマのセリフもけっこう暗記している。(その後、DVDは借りパクされたままという、腹立たしい状況だが)

 そんなロンバケの舞台の中心となったのは、東京都江東区。木村拓哉演じる瀬名くんが住むマンション(瀬名マン)があまりにもオシャレで、とても話題になった。当時高校生だった私も「一人暮らしするならこんな部屋に住みたい」と憧れたものだった。

 瀬名マンはドラマの終了とともに取り壊されたそうだが、跡地には別のマンションが建っている。

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 ロンバケの主題歌だった「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸 with Naomi Campbell)や、瀬名くんが劇中に時折ピアノで奏でる「Close to you」などを聴きながら、ドラマの思い出とともに散策してみてはいかがだろうか。

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